学んだことをひとつ、自分の言葉で説明する。考えた過程を具体的に褒めて、次に挑戦することを一緒に決める。
まずは、今日の学びをひとつ
宿題が終わったら、教科書やノートをいったん閉じてみましょう。「今日は何を習った?」と聞いて、自分の言葉でひとつ話してもらいます。
漢字なら読み方や使う言葉、算数なら計算の進め方。長い説明でなくても構いません。覚えたことを自分で取り出す学び方は「想起練習」と呼ばれ、学校や教室での研究でも確かめられています。家庭では、短く試せるところから始めましょう。
思い出したら、答えを確かめる
話したり書いたりした後は、教材を開いて確認します。合っていたところと、もう一度確かめたいところを分けましょう。
思い出せないところは教材を見て大丈夫です。確認した後に、もう一度自分でやってみます。正解した数だけでなく、「どこを確かめたら分かったか」も振り返ってみてください。
別の日にも、短く振り返る
翌日や数日後に、前に学んだ内容をもう一度思い出す機会をつくります。復習する間隔や量は、学校の進み方とお子さまの様子に合わせて調整しましょう。
- 今日習ったことをひとつ選ぶ
- 何も見ずに、話す・書く・解く
- 教材で確かめ、別の日にもう一度試す
「できた」を見つけ、次の挑戦へ
「どう考えたの?」と聞いてみると、答えにたどり着くまでの工夫が見えてきます。例えば「この式を自分で考えたんだね」「昨日より、順番がよく分かる説明になったね」。実際に見えた成長を、具体的な言葉で届ける声かけです。
イーサスが大切にしているのは、その子の強みを見つけて褒め、次の挑戦につなげること。「次は何をやってみたい?」と本人の思いも聴きながら、ひとつ目標を決めてみましょう。
「できた!」を一緒に喜べる復習から、自分から学ぶ楽しさへ。将来、地元の公立中学校で上位を目指すための学び方と自信を、小学生のうちから育てていきます。
「できた!」の先を、一緒に。
褒めて、自信を育てて、次の挑戦へ。イーサスの学びをご紹介します。
小学部の学びを見てみる参考にした研究・資料
学校・教室で行われた50実験、計5,374人のデータを整理した研究です。幅広い学年や教科で、学んだことを思い出す練習の利点が報告されています。
Agarwal, P. K., Nunes, L. D., & Blunt, J. R. (2021). Retrieval Practice Consistently Benefits Student Learning: a Systematic Review of Applied Research in Schools and Classrooms. Educational Psychology Review, 33, 1409–1453.
この記事では、家庭での復習に取り入れる考え方として参照しています。
言葉や文章を覚える課題を中心に、317実験を統合した研究です。学習の間隔と、覚えておきたい期間の組み合わせが、記憶の定着に関わることを示しています。
Cepeda, N. J., Pashler, H., Vul, E., Wixted, J. T., & Rohrer, D. (2006). Distributed practice in verbal recall tasks: A review and quantitative synthesis. Psychological Bulletin, 132(3), 354–380.
復習の間隔は、学ぶ内容や目標に合わせて調整します。