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2018年03月10日 土曜日 青春全て懸けてみた。     (  )

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合格発表の日以来、彼女は一度も顔を見せることはなかった。

時折、同学年の子たちが姿を見せる中

彼女だけは一度も現れなかった。


一度も。


薄情な人だと言う人もいるだろう。

冷たい人だという人もいるだろう。

その真意が分かったのはそれから3年後だった。


3年前の高校合格発表の日。

芳泉高校に彼女の名前は無かった。

余裕の合格圏内。

イーサスでも圧倒的なまでに成績を上げていた。

中学校でも先生達がザワついた。


「まさかあの子が・・・。」


その日、みんなから避けるように

誰も居ない時間を見計らって彼女はやって来た。

不合格の報告に。

僕たちの顔を見た瞬間泣き出したのをよく覚えている。

1時間の間、ずっと泣きながら彼女は話をしていた。

そこには批難や不満や不平はいっさいなくて

ただただ僕たちへの感謝を述べていた彼女が印象的だった。

その精神性はとても美しかった。


その日の夜は悔しくて、よく眠れなかったのを覚えている。


家に帰った彼女はすぐに一枚の紙に想いを書き付けて

壁に貼ることになる。


「高校でリベンジ!国立大学合格。」


そして彼女は誓いを立てた。

合格するまで僕たちに会いに来ないと。

青春時代を全て捧げると。



あれから3年、彼女はやって来た。

ゆっくりと思い出を噛みしめるように彼女は語り始めた。

高校時代誰よりも努力したこと。

その甲斐あって高校3年の時は1年間、学年トップだったこと。

紙が色あせても、貼り付けたマステが色あせても

壁に貼った「紙」は剥がさなかったこと。

僕があの日話した

「この挫折を経験したことで必ず君は強くなれる。」

その言葉を胸に頑張ったこと。


たしかにいた。

青春全てを懸けた彼女がそこにいた。

あの日と同じ場所で

同じ時間に。


まっすぐな瞳で僕を見つめる彼女がいた。

「先生、私、愛媛大学に合格しました!先生達がいたから頑張れたんですよ!」

そう言った彼女。

あの日と違う満面の笑みがそこに浮かんでいた。



「合格本当におめでとう!きっと想像以上に素晴らしく、

信じられないくらいかけがえのない大学生活が待っているよ。

いつでもイーサスにおいで!

待っているよ。あの日の願いを叶えてくれてありがとう!」

 

 

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